ヨガは60代に目覚ましい効果!50代更年期にも効果あり

ヨガは60代でも目覚ましい効果が見込めます。実際に60代で始めた人達をたくさん見てきました。私自身も、50代後半でヨガを始めたと言っていますが、正確に言うと、始めて3ヶ月後に60歳になりました。もちろん、最初は少し大変ですが、1ヶ月が過ぎ、3ヶ月たつ頃には、体にも心にも目覚ましい効果を実感できると思います。またヨガは50代更年期にも著しい効果が見られます。更年期に乱れる自律神経を整える力が、ヨガにはあります。

ヨガは60代に目覚ましい効果!

60代で始めるのが遅いなんてことは、まったくありません。何歳から始めても、効果は必ず出ます。もちろん、若い人よりも、力はなくなり、行動はゆっくりになっていますが、ヨガでは問題ないと思います。要は、本人にヤル気があるかどうか、そして楽しく、ヨガのレッスンに通えるかどうかにかかっています。楽しくないと、何事も続きません。私たちも、長い人生を得て体も変わってきています。若い時と比べる必要はなく、今の自分で出来る力で、ゆっくりと確実に進めばよいと考えています。

週一回で3ヶ月無理せずにやってみる

  • しばらく運動をしていない場合は、週一回から気軽にヨガを始めましょう。
  • 週一回、曜日を決めて、とりあえず3ヶ月を目標にします。(でも無理は禁物)
  • 60歳以上の方には、個人のヨガスタジオより、スポーツジムをオススメします。
  • 毎週、同じ曜日に通っていると、顔なじみが増え,いつの間にか友達になります。
  • スポーツジムは、お風呂が充実していることが多く、サウナ、水風呂,泡ぶろなどもある所も。
  • ジムは、ヨガのインストラクターも複数いますし、違う曜日に出席したり自由がききます。
  • ジムは、万一、インストラクターがお気に召さない時にも、変更が簡単にできます。
  • ジムは、体が慣れて、3ヶ月後に他のプログラムを始めたい時にも、簡単に増やせます。

3ヶ月楽しく通えて、体も慣れたら、こっちのもの。人それぞれですが、様子を見ながら、他のプログラムも参加して週二回ぐらい運動できると、さらに体にはいいようです。

60代でも目覚ましい効果!

ヨガは、呼吸法・ポーズ・瞑想(めいそう)の三つからできています。ヨガが今のように、世界中に広がったのは、ヨガには瞑想があったからと言われており、呼吸法やポーズとあわせて、60代でも心身ともに目覚ましい効果が期待できます

  • ヨガは、全身を動かしコリをほぐすことで、60代でも体を柔軟に導きます
  • 片足立ち時間の改善⇒転倒リスクを軽減し、骨折などの重大な怪我の予防効果
  • 筋力や持久力の改善、バランス感覚の改善
  • 心血管機能、呼吸機能の維持と改善
  • 幸福感や倦怠感の改善効果⇒意欲や活動量の低下を防ぐことができる。
  • 高齢者のヨガは加齢による心身が衰えた状態である「フレイル」の予防につながるといわれています。

ヨガは無理なく体を鍛えられ、呼吸が深くなり、ケガの予防につながり、精神の安定にもつながります。

こうやって見てみると、60代以上の高齢者?こそ、ヨガをすべきだと思います

私が初めてヨガのレッスンを受けた時、ヨガの先生が、瞑想の時に「今の自分をありのままに受け入れる」と言って下さいました。過小評価も、過大評価もしない。思えば、年を重ねるごとに、色々な鎧を身に着け、他の人に良く思われたいとか、色々な欲がでてきていることに気が付きました。また、「自分の弱い所も、悲しんだり嘆いたりせずに、そのまま受け入れる」とも。ありのまま、そのまま受け入れることが大切なようです。何年たっても、その言葉を覚えていて、今も時々思い出します。気持ちが、とても楽になったのを覚えています。欠点も良いところもある自分をそのままに受け入れればいいという感覚は、驚きでした。そのままでいいんだと幸せな気分になり、瞑想は1回目からとても効果がありました。

肩コリや首のコリなどは、すぐに効果があり、また体の硬さなども少しづつ良くなりました。あれぼど硬かった私の体も、いつの間にか、床に手が届くようになっていました。ヨガは、60代以上にも、目覚ましい効果が見込めます。特に、日ごろ運動をしていない初心者ほど、その効果をすぐに気がつくといわれています。

ヨガを始めるにあたって気をつける事

  • 頑張り過ぎない⇒体が痛い時や具合が悪い時には、無理をせずに休む。
  • 体が心地よいと感じる範囲でポーズなどをとること。無理は禁物。
  • レッスン中は、周りの人と自分を比べない。自分に集中する。

長く続けていくためには、無理をしない。自分のペースを守って、やってみましょう。

ヨガは50代更年期にも効果あり!

誰もが経験する更年期ですが、その症状は、さまざまです。軽く済む人もいれば、更年期障害と呼ばれるほどの症状になり、つらい思いをする方も沢山います。ヨガをすることにより自律神経が整い、更年期障害が軽く済むと言われています。

更年期とは

日本人の女性が閉経を迎える年齢は、50~51歳といわれており、一般的には閉経をはさんだ、45歳~55歳の約10年間を更年期と呼びます。
※ただし閉経年齢には個人差があるので、40代前半から始まる人もいます。

更年期障害が起こる仕組み

更年期障害は、閉経にともない卵巣の働きが衰え、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に減少することで起こります

エストロゲンの分泌量が減少⇒体の色々な機能がうまく働かなくなる⇒脳は卵巣に対して、もっとエストロゲンを出すようにシグナルを送る⇒その際、シグナルが周囲の脳に不要な興奮を起こし⇒自律神経の調節がうまくいかなくなる

エストロゲンの急激な減少に体がついていけず、神経の調節不良や心身の不調が起こりやすい状態になり、特に日常生活にまで影響を及ぼす場合を更年期障害と呼びます。

更年期障害のさまざまな症状

のぼせ・ほてり・発汗、肩こり、疲れやすい、頭痛、腹痛・腰痛、不眠、イライラ、動悸・息切れ、うつ状態・不安感、めまいなど。人により、さまざまです。

他の病気でも、更年期障害とよく似た、まぎらわしい症状もあり、中には重篤な病気に発展する症状もあります。自分で更年期障害と判断せずに、病院で正しい診断をしてもらうことが大切です。

自律神経とは

  • 自律神経とは、交感神経副交感神経の二つから成り立っています。
  • 交感神経はおもに日中に活発に活動していると優位となり、緊張やストレスを感じたときにも活発化します
  • 副交感神経は、夕方頃から夜にかけて少しずつ優位になっていき、夜間に眠気が出て休みやすい状態へと導きます。 眠っている間も副交感神経優位に働いており、体の休息や修復に寄与するのです。

ちょっと難しいですね➡もっと簡単に言うと

活動モードの時に優位になる交感神経と、リラックスモードの時に優位になる副交感神経と覚えましょう。

24時間ずっと本人の意思に関係なく心身のあらゆる機能をコントロールしてくれています。

ヨガで自律神経が整い更年期障害が軽くなる

  1. 深い呼吸をし続ける➡胸式呼吸は交感神経、腹式呼吸は副交感神経呼吸と連動しているので、胸もおなかも使う呼吸をすると自律神経の調整にもなる。また、吸う息では交感神経吐く息では副交感神経に刺激が入るので、ヨガの呼吸法で意識的に呼吸の長さや強さをコントロールすることで自律神経の調整をする。
  2. ポーズで全身を動かす➡ヨガではポーズを使って全身をくまなく伸ばし、動かし、ゆがみをとっていきます。それによって姿勢が整い、背骨の周りに張り巡らされている自律神経が正常に働けるようになるのです。また、ポーズで血流を促すことも、自律神経が整いやすい環境を作ることにつながります。
  3. 瞑想をする➡瞑想(めいそう)は今や世界中で行われている健康法で、多くの健康効果が期待できることがわかっています。瞑想がストレスの低減につながり、それが自律神経を整える作用があることもわかっています。ジムなどで行う瞑想とは、誰でも手軽に行えるもので,ヨガのクラスの最後に行います。すぐにできる「屍(しかばねの)ポーズ」などが多いようです。

自律神経本人の意思に関係なく心身の機能を調整するものであり、基本的に自分の意思ではコントロールできません。自律神経を確実に整える薬も今はなく、自律神経が乱れたときに発生する頭痛に対して頭痛薬、痛みに対して鎮痛剤、不安に対して抗不安薬と、対症療法に頼らざるを得ないのが現状です。

ヨガを行うと自律神経の調整ができ、その乱れによる不調の緩和が期待できる➡更年期障害の緩和

まとめ

  • ヨガは60代でも、体は柔軟になりケガの予防精神の安定につながるなどの目覚ましい効果がある
  • ヨガは、週一回、3ヶ月を目標に楽しく始めましょう。具合の悪い時には、無理をせず休む。
  • ヨガは50代更年期にも、自律神経を整えることにより更年期障害を軽くできる

私がヨガを始めた頃に、あるご婦人と知り合いました。ジムの受付で、その方は杖をつき、リックを背負っていました。説明を聞きに来たのかなぁ??でも運動できるのかなぁなどと失礼にも思いました。ところが、ヨガのクラスで一緒になると、別人のよう。手も足も上がるし、寝転んで両足を頭の上にも軽々と持ち上げます。驚きでした。こちらは、まだ始めたばかりで、ポーズもままにならない状態です。後でわかったら、その時なんと86歳、外では念のために杖を持っているとのことでした。ジムでは、どう見ても10歳以下の75歳ぐらいにしか見えません。94歳ごろまでジムにも通ってきていましたよ。聞くところによると、50歳ごろからヨガを始めたとのことです。あなたも、今から始めれば十分に間に合います。