ピラティスの効果が出るまでどれくらいかかるのでしょうか。またヨガの効果が出るまでと違いはあるのでしょうか。気になりますね。メンタルに及ぼす効果も、ピラティスとヨガではどのような違いがあるのか、調べてみました。私が実際に両方ともに体験したので、その体験も踏まえて、お話しできたらと思います。
目次
ピラティスの効果が出るまでどれくらい?
平均的な効果が出るまでの月数
人によりさまざまですが、通常は、週一回、3ヶ月ほどで効果が実感できます。
当然、早く感じる人と、遅く感じる人がいます。ジムのスタジオレッスン*で沢山の人を見ていると、その人の資質によるところが大きいと感じました。
皆、同じ教室にいますが、その人の体の状態や運動能力などは、さまざまです。
*スタジオレッスンとは: ジムの中にあるスタジオ(教室)で行うトレーニングのことを指します。 担当のインストラクターの指導のもと一定の人数でプログラムを実施します。 プログラム内容としては、音楽に合わせて踊るダンスやエアロビクス、リフレッシュやリラックスを目的としたストレッチ、ヨガ、ピラティスなどがあります。
現在の体の状態や運動能力による効果の違い
例えば:
- スタジオレッスンが初めての人(今日、運動を学生時代以降、初めてする人など)
- ヨガをやっていて、ピラティスが初めての人
- ヨガだけでは無く、色々なスタジオレッスンをしているが、ピラティスは初めて
1のスタジオレッスンが初めての人は、より早く効果が感じられるはずです。早い人だと、1~2か月で、平均3ヶ月たてば、自分の体の違いに気が付くはずです。(初心者ほど、体の違いに気づくのが早いといわれています)
2のヨガはやっていて、ピラティスが初めての場合は,気づくのが少し遅れます。体の違いに気づいても、ヨガなのかピラティスなのか、判別が難しくなります。私は、ヨガを始めて2年ぐらいたってから、ピラティスを始めました。ヨガは、すぐに気づいたこともありましたが、ピラティスは3ヶ月たってもピンとこず、これは明らかにピラティスだと確信が持てるまで、半年近くかかったように思います。ピラティスが主に体幹を鍛えることが原因なのかも。体幹とは人間の体から頭と両手両足を除いた胴体部分のことです。具体的には胸、背中、腰、お腹、お尻はすべて体幹となります。
3の場合は、本人が自覚するまで、多少、時間がかかります。ただ、長く続けている人が多かったので、それなりに効果を実感していたと思います。ウエストが少し細くなった、腰回りがサイズダウンした、背中がすっきりしたなどと、聞いたことがあります。いづれも、ハードなレッスンが得意な人達だったと記憶しています。
レッスンを楽しく出来ていれば、あっという間の3ヶ月です。毎週レッスンが楽しみになれば、しめたもの。効果は、間違いなく、後から確実ににやってきます。
ピラティスがメンタルに及ぼす効果とは!
ピラティスは胸式呼吸になります。鼻から吸って、口から吐きます。どんな影響をメンタルに及ぼすのでしょうか。
ピラティスは胸式呼吸⇒交感神経が優位⇒気分がスッキリして活力がわく
- 胸式呼吸:息を吸うときに肺を横に拡げるように膨らませる方法(胸を膨らませるイメージ)
- 胸式呼吸➡自律神経の交感神経が優位になりやすい呼吸法⇒気分がスッキリして活力がわく⇒気分が落ち込みやすい人や、悩みを抱え込んでしまう人にオススメ。
- ヨガは、腹式呼吸(お腹を動かす)➡副交感神経が優位になりやすい呼吸法⇒リラックス効果
セロトニン(幸せホルモン)が分泌される
- ピラティスの胸式呼吸は、内臓を刺激して活性化させ、ホルモンの分泌を促す働きがあるといわれています。
- セロトニンの多くは、腸に存在するため、腸の周辺を刺激することでセロトニンの分泌が促され、ストレス軽減効果やメンタルの安定が期待できる。
- セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれていて、幸福感やリラックス感に関係の深いホルモンです。
まとめ
- ピラティスの効果が出るまでどれくらい⇒通常は、週一回、3ヶ月ほどで効果が実感できる。
- 本人の資質や運動能力などにより、効果を感じるのに差が出る。傾向として、初心者ほど気付くのが早い。
- ピラティスは胸式呼吸により自律神経の交感神経が優位になり、気分がすっきりして活力がわく
- セロトニン(幸福のホルモン)が分泌するので、ストレス軽減効果とメンタルの安定が期待できる。
私はヨガの効果は、肩こりなどすぐに気づいたのですが、ピラティスは時間がかかりました。体幹のトレーニングは、お腹、ウェスト、背中や腰に重きを置いていて、初めてやった時、ダイエットのためのハードなトレーニングに思えました。きついポーズをある程度、続けるので、慣れるまで時間がかかります。今は、ひざを痛めて、曲げると痛むので、ヨガよりピラティスをやるようになりました。ひざが痛いなど、手足に持病がある方には、ヨガよりもピラティスがオススメです。