【歌舞伎座】木挽町広場の楽しく縁起の良い口上師!開運の小槌の中身は何

こんにちは、ふうちゃんです(2024年1月加筆)東銀座にある歌舞伎座の地下2階に木挽町広場(こびきちょうひろば)があり、地下鉄の出口と連結しています。木挽町広場には沢山のお店があって、歌舞伎座のお土産や軽食のお店などもあります。中央の奥の所に口上師(こうじょうし)がおり、根付人気の開運の小槌(こづち)を売っています。コロナ後(2023年12月)に行ってみると、木挽町広場いっぱいにあったお店が少し減っていました。口上師さんは、ほぼ真ん中あたりの位置で一番前に移動しています(エスカレーター前)すぐに分かる場所なので、見つけやすいと思います。

【歌舞伎座】木挽町広場の楽しく縁起の良い口上師!

あなたは、口上師(こうじょうし)を知っていますか。

聞きなれない言葉ですね。

私も口上師を歌舞伎座で初めて知りました。

 

口上師とは何をする人

江戸時代から伝わる伝統的な実演販売を行います。

その昔、物売りが何とか目立って沢山売ろうと、口上をしながら物を売ったのが始まりとか。

 

歌舞伎座では開運の小槌を買うと、小槌の中に入れる開運小物を実際に入れながら口上を述べてくれます。

 

とてもリズミカルで見てるだけで縁起が良く、楽しい気分になります。

口上が始まると、周りの買い物客も足を止めて、集まってきますよ。

 

5年位前に、木挽町広場を何となくそぞろ歩いていると、突然、軽妙な口上が聞こえてきました。

 

何だか分からないけれど、心惹かれて、声のする方へ行きました。

紺のハッピを着た男性が、何やら小槌を持って、軽快に説明しながら、次々と小槌に開運小物を入れていきます。

 

その口上と手先の鮮やかな事、本当に見事でした!

まるで一つの芝居を見ている様な感じです。

 

すっかり気に入ってしまった私は、開運の小槌をもう5回も買い替えています。

最低でも年に1回、新年を迎えたら、新しい小槌へ交換をするのが良いようです。

一度だけ、年度途中で紐が切れたことがあり、新たに購入したこともありました。

 

匠の会ひねもすが常設店舗を運営

気に入って歌舞伎座に通っているうちに、毎回、口上師さんが違うのに気づきました。

歌舞伎座の常設店舗は、匠の会ひねもすが運営しています。

 

口上師さんが違うと、口上の仕方や身振りまで違います。

考えてみれば、当たり前ですね。

同じく学んでも、個性が出るのが口上です。

 

凄いベテランの方や、始めたばかりの方に出会うことも。

それもまた楽しみです。

 

匠の会ひねもす現在は口上師22名が在籍し、展示会やデパートなどでも口上の実演販売をしているそうです。

 

匠の会ひねもすのホームページで担当の口上師を確認できます。

気になる方は、チェックしてみてね。

 

開運の小槌の中身は何!

開運の小槌の中身、気になりますね。

縁起物には間違いありません。

開運の小槌の買い方

買い方は、とても簡単です。小槌の色や紐の色を選ぶだけ。

  1. 小槌の色を選ぶ ⇒ 金の他に銀もあったかと
  2. 紐の色を選ぶ  ⇒ 金色、赤、青、5色など

*🙇小槌は、いつも金色を選んでしまうので、あまり他の色を見ていないことに気が付きました。

**現地で確認してくださいね、お願いします。

 

価格は、1,100円(税込)

 

後は、口上師さんが小槌に開運小物を入れながら、縁起の良い口上パフォーマンスをするのを見守ります。

楽しんでいると、あっという間に終わりますが、江戸の昔を楽しみましょう。

 

開運の小槌の中身

購入すると、小槌の中身は、黄色い紙に詳細と意味が記入してあります。

 

 *縁起物10点* 
  • 恵比寿様・・・金運財運の神様、商売繁盛の神様
  • 大黒様・・・一生涯、食べ物に困らない、という神様

*恵比寿・大黒一対で家内安全、商売繁盛

  • 瓢箪(ひょうたん)・・・六つ合わせて無病箪、無病息災
  • 蛙・・・江戸時代は旅のお守り、今は交通安全、大事な方が無事怪我無く帰りますように
  • 賽子(サイコロ)・・・どこに落としても目が出る所から、何をやっても物になるように
  • 小判・・・お金に不自由がないように。お金に恵まれますように
  • 南天・・・難を転ずる、悪いものが近づかないように。悪い出会いがないように
  • 破魔矢・・・魔を射る、厄を落とす、八方厄除け
  • 狸・・・他抜くと書き、人より秀でる勝るとなる
  • 達磨・・・七転八起、必ず良い方に起き上がる

 

こちらが標準です。 月により変わることもあります。

今年の9月(2020年)は、上記に加えて、アマビエさんが入っていました。

また、11/30にチェックした所、達磨の代わりに左馬(千客万来、願いが叶う、招福駒)が使われていました。

今回は、歌舞伎の演目(左馬が演目)により変更になったようです。

 

まとめ

  • 歌舞伎座の地下2階にある木挽町広場で開運の小槌を売る口上師がいます。
  • 口上師の常設店舗は、匠の会ひねもすが運営。
  • お正月に合わせて、縁起の良い口上を聞いて幸運を引き寄せましょう。

コロナで我慢の3週間が終わったら、すぐにお正月です。外食はせず、話もせず、開運の小槌だけでも買いに行けたらと思います。年末年始には、コロナが少しでも改善するのを願っています。

コロナ後(2023年12月)に木挽町広場に行ってみると、コロナのせいで、お店が減りました。加えて一番残念だったのは、エスカレーターのすぐそばにあった畳3畳分ぐらいの休憩場所が無くなったことです。コロナ前は、たくさんの人が座り切れないぐらい集まっていました。歌舞伎座の名前に恥じず、畳敷きで座れる台座のようになっており、私のお気に入りの場所でした。コロナで撤去されたのは仕方がないですが、コロナが収束しても、元には戻さないようです。イスと違って畳なので、隣の人とかなり近くなることを思えば、致し方ないのかも。とても悲しい‼